【小数のかけ算】なぜ筆算で小数点を動かすのか
記事を読む前に、こちらの動画を見ると、
記事の内容が分かりやすくなります。
なぜ小数のかけ算の筆算は小数点を動かすのか?
小数のかけ算の筆算では、小数点を動かしてから計算しますよね。
例えば、
3.26×6.7
という問題では、
3.26→326
6.7→67
というように、小数点を動かしてから筆算をやりますよね。
では、なぜ小数点を動かしてから計算するのでしょうか?
今回は
「小数のかけ算の筆算で小数点を動かす理由」
について解説していきます。
小数点を動かさないと計算が面倒くさい
先程、例で出した、
3.26×6.7
という問題を使って解説していきます。
なぜ小数のかけ算の筆算は小数点を動かすのか?
その理由は、
小数のまま計算すると途中式が面倒くさいからです!
どういうことか?
小数のまま計算すると、
途中式にも小数点をつける必要があります。
そんなことをいちいちやっていたら、
計算に時間が掛かって面倒くさいですよね。
だから、小数点を動かしているんです。
小数→整数にして計算している
では、小数のかけ算では、
どのように小数点を動かして計算しているのか説明します。
なんとなく分かっていると思いますが、
小数を整数にするように小数点を動かして計算しています。
3.26を整数にすると、326
6.7を整数にすると67
それぞれ整数にすると、
326×67
で計算することができます。
このように整数×整数の形にすれば、
途中式でいちいち小数点をつける必要がないので、
計算が楽になります。
整数にした分を元に戻さないといけない
でも、今回の問題は、
3.26×6.7
でしたよね。
だから、整数にした326×67の答えをそのまま使うわけにはいきません。
整数にした分を元に戻す必要があります。
では、どのように戻すのかというと、
小数を整数にするというのを計算で表すと、
3.26→326(3.26×100)
6.7→67(6.7×10)
このように、それぞれ100倍、10倍したということになります。
100倍と10倍を合わせると、1000倍(100×10)したことになるので、
326×67の答えを÷1000(×1000分の1)すると、元に戻したことになります。
326×67=21842
21842÷1000=21.842
だから、3.26×6.7の答えは21.842になるということです。